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Movistar Yamaha MotoGP J・ロレンソとV・ロッシは、シーズン最終戦バレンシアGPで、チームメイト同士がチャンピオンシップを争う戦いに臨んだ。ロレンソは、スタートからゴールまでトップをキープし、MotoGPでは自己通算40回目の優勝を獲得。一方、ロッシも驚異的な走りで、最後尾から4位まで挽回しチェッカーを受けた。シリーズポイントではロレンソがロッシを5ポイント上回りチャンピオンを獲得。ロッシはランキング2位でシーズンを終えた。


予選で完璧な走りを見せ、ポールポジションを獲得したロレンソ。決勝も完璧なスタートでホールショットを奪い、Repsol Honda Team M・マルケス、D・ペドロサがこれに続く。1分31秒台半ばでコンスタントに周回を重ね、徐々にアドバンテージを拡大。一時は0.7秒まで開いたが、レース中盤に入るとマルケスが少しずつ差を縮め迫る。


終盤に入ると、ペドロサが勢いを取り戻してペースを上げ、マルケスとバトルを展開。ロレンソにとってはこれが絶好のチャンスとなり、再びわずかにアドバンテージを広げて最終ラップを迎えた。


マルケスとペドロサはその後もロレンソの動きに懸命についてきたが、ロレンソのペースは速く、チェッカーまでに0.263秒差をつけ自身3度目のMotoGPタイトルを獲得した。

ロッシは、前戦のペナルティーによりグリッド最後尾の26位からスタートし、絶妙なスタートでオープニングラップ15位まで挽回。3周目までに9位へ浮上した。


次に、1分31秒820の自己ベストタイムでブラッドリー・スミスとの差を一気に縮めたが、そのままパスすることはできず。これまでの豊富な経験から、1周半の時間をかけチャンスを待ち8位へ。その数周後には、前方を行くペトルッチがコーナーではらむ間に7位へと浮上した。次のターゲットはエスパルガロ兄弟。ロッシはまずP・エスパルガロに近づき、いくつかのコーナーを抜けてからパス。さらにA・ エスパルガロ(スズキ)にしかけ、2度目のトライで前へ出ることに成功した。

続いてA・ドビツィオーゾも抜き去ると、4位まで浮上。しかしチャンピオンには、あと5ポイント足りない状況、残り14ラップで、ペドロサまでの11.488秒は苦しい展開となる。ロッシは全力を尽くしてプッシュし続けたが、激しくタイヤを消耗、トップ3のラップタイムに追いつくことはできなかった。


マルケス、ペドロサと競り合うロレンソのペースはわずかに落ちたが、ロッシは近づくことができず、そのまま4位で2015シーズン最後のチェッカーを受けた。
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【MotoGP】第18戦バレンシアGP、激しいバトルの末、チャンピオン争いに終止符 originally appeared on Autoblog Japan on Tue, 10 Nov 2015 06:00:00 EST. Please see our terms for use of feeds.
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